宇智小学校
1.はじめに(学校の概要)
3年前から取り組んできた学校図書館資源共有ネットワーク事業で図書館教育の環境が充実した。
図書室にコンピュータが設置され、市内の小・中学校の蔵書についてコンピュータによる検索が可能になり、
自分の読みたい本、調べたい本を簡単に探すことができるようになった。
そのような状況の中で図書館教育の柱である読書指導を効果的に進めていきたい。
読書は豊かな心を育て、たくさんの知識を与えてくれる。
さらに楽しみを与えてくれ、生き方も学べる。
子ども達にたくさんの本とのふれ合いをさせたい。
そのための図書館教育活動でありたいと考える。
2.実践概要
- @読書タイム
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本校では数年前から朝の10分間読書を実施し、 すがすがしい朝の空気の中で、静かに読書することで落ち着いた学習態度を育てている。
- A読書週間の取り組み
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- 20分読書を実施し、『読書カード』を作成
- おすすめの本を『おすすめカード』で紹介
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今までに読んだ本の中から「おすすめの本」を選んで紹介する。
子どもの視点からのおすすめであり、「おもしろそうだ」読んでみようと読書の意欲付けになる。 - B読書感想文発表会
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低学年の部・高学年の部に分けて、クラス代表者による発表会を校内で開催している。
また、図書委員によるお話の読み聞かせ(朗読)もする。 - C読書感想画の取り組み
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県の読書感想画の募集にあわせて、校内でも読書感想画を募集し、 図書室等に掲示する。(県での入賞者7名)
- D図書委員会活動
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図書委員会は5・6年生12名の図書委員で構成されている。
学校図書館活動は図書委員会で立案した年間計画で進めている。 -
- 主な活動
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- コンピュータ導入による図書の貸し出しと返却の事務処理
- 図書の整理作業
- 全校生に読書の啓発活動
- 人気図書ベスト10や新刊図書の紹介
- 読書感想文発表会の計画と運営
- 多読者の紹介と表彰



3.成果と課題
- コンピュータによる管理業務では蔵書管理や統計処理が簡単に行えるようになった。
これからも有効活用していきたい。 - 図書貸し出し業務や必要な本の検索がスムーズにいくように、 年度当初にはネットワークシステムについての研修を持つ必要がある。

