五條小学校

1.はじめに

本校では9年前から「みんなが読む」「毎日続ける」「好きな本を読む」の3点を全員の約束とし、 子どもと教師が共に、毎朝の10分間読書に取り組んでいる。
読書をすることで、心がときめくような感動を味わってほしい、 落ち着いた心で一日の学校生活を送ってほしい、豊かな感性を身につけてほしいなどの願いを込めて 命名した「ときめきタイム」は、朝の光景として定着しその成果をあげている。

2.活用概要

1)図書時間の充実

図書の時間を全学級に毎週1時間設定している。 年度当初は司書教諭が利用指導を行い、それ以降は担任の指導のもとで図書室を利用している。 読書指導や、コンピュータによる本の貸出、調べ学習に必要な資料の検索など、 その内容はコンピュータ導入によりますます充実してきている。

2)委員活動の取組

図書委員会において、朝と昼の20分休みを利用して本の貸出・返却及び整備活動を以前から続けていたが、 コンピュータの導入にあたり、今まで以上に積極的に活動するようになった。
図書室を利用する児童も増えている。
また、新しい本の紹介“図書委員おすすめの本”を紹介したり、夏休み等長期休業中に 「読書カレンダー」を配布し、休業中の読書活動の充実・習慣化を図るための取組としている。

3)読書への興味付けの取組

夏期及び冬期休業後や読書月間(6月・11月)には、 おもしろかった本や興味ある本のミニ感想をカードに書き、図書室前に掲示し、紹介した。
また、季節に応じた本や、行事に関する本を紹介するコーナーも設置した。

3.成果と課題

  1. コンピュータ利用による図書館業務は、貸出業務やその他図書に関するさまざまな業務が、短時間でしかも正確に行われ、大きな成果を上げている。
  2. 更に教師の研修を深め、児童の読書の関心や、意欲を促す魅力的な学校図書館にするための取組をしていきたい。
  3. 今後、市内の学校、公立図書館とも連携を図りながら、学校情報センターとしての機能の充実を図っていきたい。