五條西中学校

1.はじめに(学校の概要)

本校は、宅地開発に伴う生徒増によって平成9年に五條市立五條西中学校を分断する形で開校した。
校区は五條市の北西部にあって、大阪府と和歌山県に接し、金剛山麓の緑豊かな自然に恵まれた環境の中にある。
現在、生徒数321名、13学級からなる。

保護者の図書室への関心が高く、保護者からかなりの数の図書の寄贈が寄せられており、 地域・保護者とともに読書活動に取り組んでいる。
そんな読書活動の高まりの中で、お互いに図書を紹介しあったり、文化的な行事では、 劇の製作や朗読に取り組むなど、生徒たちは意欲を見せ始めている。

2.実践概要

(1)図書室の変容

蔵書のデータベース化に伴いパソコンが導入されたことで、 貸出・返却がス ムーズに行えるようになった。
蔵書検索をする生徒も増えてきている。

(2)生徒会図書委員会の活動の活性化

図書委員会の活動は、図書の整理・図書の登録業務・図書の貸出、 返却の手続き・「図書室便り」の発行などで、 図書室の運営のほとんどすべてを受け持っている。
生徒たちは、パソコンの操作を楽しみながら、精力的に活動している。

五條西中学校の取組と課題1 五條西中学校の取組と課題2

3.成果と課題

成果
  1. 学校図書館管理システムの導入により、日々の窓口業務が効率化でき、 図書委員会の活動の幅が広がった。
  2. 市内各学校のネットワーク化により、蔵書の共同利用が実現でき、資料が広がった。
  3. 図書室の利用状況などを「図書室便り」で知らせることにより、 生徒の図書室利用が活気のあるものになった。
課題
  • 生徒が読みたい、読んでよかったと思う蔵書の充実。
  • 魅力的な図書室作り。
五條西中学校の取組と課題3 五條西中学校の取組と課題4