阿太小学校

1.読書活動活性化への取組

朝の読書タイム

毎週金曜日(8:30〜8:40)の始業前の10分間、朝の読書活動を行っている。
本校は、「児童が主体的に取り組める授業の創造〜基礎基本の力を培うために〜」を研究主題とし、 学習の基礎基本としての読む機会を作り、豊かな心情を育むことを大切にしている。
朝の読書活動により、本に親しみ、「本が好き」「この時間が好き」「朝に読書すると一日が楽しい 」 「本を読んでこんなことが分かった」という子どもたちになっている。

図書委員会の活動

「新刊の紹介」「おすすめの本の紹介」「七夕集会」「夏休み読書カレンダー」 「冬休み読書カレンダー」「表彰活動」などで、読書活動がより活発に行われるような工夫をしている。

また、学期に一回、図書委員による「お話ワールド」を行っている。
紙芝居や大型絵本などを中心に低・中・高学年向きの内容を選び、読み聞かせをし、 その後にクイズや図書館利用の呼びかけなどを行っている。
低学年には図書館に足を運ぶきっかけとなり、中・高学年には読書意欲の向上に役立っている。

11月6日から12月1日までを「秋の阿太読書週間」として全校児童に読書を呼びかけた。
期間中、読んだ本を「読書の山カード」に記録し、期間後に全校児童のカードを 「阿太読書の山」として掲示した。
期間中、いつもより多くの本を読むことができた。

阿太小学校の取組と課題1

2.図書管理システムを利用した活用の概要

図書管理システムが整備され、コンピュータによる窓口業務と蔵書管理を本格的に行っていった。
図書委員による貸し出しや返却作業がスムーズになり、確実に処理しようと意欲的になった。
また、コンピュータによる貸し出しを行うようになって、本を借りにくる子どもが増えた。
子どもたちがどのくらい本を読んでいるのかがすぐわかるので、褒め合ったり、 読書をさらに勧めていったりというような姿も見られた。
「表彰活動」も個人の貸し出し冊数がすぐにわかるので活発に行うことができた。

阿太小学校の取組と課題2

3.学校図書館ネットワーク事業の成果と課題

  • 図書登録・蔵書管理がきちんとできるようになった。
  • コンピュータの導入により関心・興味が高まって、図書館の利用・活用が増えた。
  • 返却期限を過ぎたり読書から遠ざかっている児童もつかみやすく、個人の貸し出し(内容・冊数等)の他、 学年ごとの貸し出し状況も把握できるので、読書指導に生かしやすくなった。
  • ネットワークを活用した蔵書の共同利用や相互利用の充実が課題である。 学校間貸借を生かし、必要としている図書や資料を活用していくことで、学習情報センターとしての 学習活動を支援する役割を十分果たせるようになると考える。
阿太小学校の取組と課題3