西吉野小学校

1.学校の概要

本校は、奈良県西南部、吉野山岳地帯の北西部にある。

平成17年9月25日市村合併により、五條市西吉野町となった。
児童数174名の小規模校である。
地場産業の柿梅梨等の果樹栽培が盛んであり、特に柿・梅は、全国的な特産品となっている。
地域の方々は、本校の教育に対しても協力的である。
平成16年3校の統合により、新校舎の図書室は新しく過ごしやすくなっている。

2.活動概要

@図書委員会の活性化

昼休みに図書室を開放し、窓口業務を行う。
本年度からパソコンを使って本の貸し出しを行っている。
低学年に読書タイムの時間に絵本や大型絵本の読み聞かせをしている。

西吉野小学校の取組と課題1
A読書活動の推進
  • 毎週水曜日に朝の読書の時間を設定し、全校一斉に読書をしている。
  • 校内で読書感想発表会を低・高別に行い、感想を出し合っている。
  • 子ども達が本に親しみ、たくさんの本に出会う機会をつくるために、 地元のお話会(カッキークラブ)による読み聞かせやブックトークを行っている。
西吉野小学校の取組と課題2
B図書館運営の充実を図る

読みたい本や調べたい本を見つけやすくするため、コンピュータの導入により、 学習情報センターとしての役割を担える学校図書館の運営をめざす。
また、図書の分類表示に加え、低学年が利用しやすいように絵本コーナーなども設けている。

3.成果と課題

  1. コンピュータの導入により、学校図書館への興味関心が高まり、 図書委員会の子ども達も意欲的に活動している。
    児童の作文
    私は、毎週火曜日が当番なので、できるだけ早く来て、 パソコンをたちあげ、みんなをまたせないようにがんばりました。
    最初はスムーズにできなかったけれど、だんだんなれてきて、 本の貸し出しが楽しくなりました。
  2. 図書委員会の低学年への読み聞かせや地元の人のお話会により子ども達も本に興味を示すようになってきている。
  3. 読書センター的な役割だけでなく、情報センターとして機能し、児童の学習活動に合わせた本と情報を提供できる図書館運営が必要である。