宇智小学校

事業実施報告書

1.全校一斉の読書活動の実施状況

読書タイム
数年前から実施している朝の10分間読書は週3回、子どもたちに浸透した様子で、 始まりの音楽が流れ出すと子どもたちが次々と本を広げ読み始める。
低学年は、図書室や市立図書館の移動巡回図書「やまびこ号」で借りた本を、高学年はそれに加えて自分で購入したお気に入りの本を読んでいることもある。

2.全校一斉読書以外の読書活動の取組及び読書活動推進のための取組の状況

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@ 読書週間の取り組み
10月27日から2週間の読書週間には、図書委員会の児童が全校に《いつもより少し読書の時間を増やしてみましょう 》と呼びかけて、
☆読書カード(毎日20分間本を読んだ日には色を塗り、読んだ書名を記入する。)
☆おすすめの本カード(読書カードの本の中から1冊選び、書名・自分の感想及び本の紹介文・好きな場面の絵を描く。)を作成している。
読書カードは、毎日読み進むたびに色が塗れるので子どもたちには、励みとなっている。
また、おすすめの本カードは、その後昇降口や掲示板に貼る。
子どもの視点からのおすすめであり、「おもしろそうだ」「読んでみよう」と子どもたちの読書の意欲づけになっている。
A 読書感想文発表会
11月に、低学年・高学年の部に分けて各1校時ずつの時間を設け、クラス代表者による発表会を開催している。
低学年のときには、図書支援員の読み聞かせ(朗読)を、高学年のときには、図書委員の子どもたちよる朗読や紙芝居を実施している。
感想文を書いた本人が発表することもあって、子どもたちはいつも大変興味深く聞いている姿がみられる。
時間の終わりには、代表者に表彰が行われ、本を読んで感想文を書くことは、子どもたちにとって大変励みになっている。
発表会で紹介された本は、その後貸し出しの対象になっていることが多い。
B 読書感想絵の取組
県の読書感想画の募集にあわせて、校内でも読書感想画を募集して、図書室に掲示している。

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3.ボランティアの活用状況

五條お話の会による(お話の訪問)
数年前より、例年11月(本年度は学校行事の都合で1月)に実施している。
五條市内で活動されている「五條お話の会」の方が、各クラスに2人ずつ入って、それぞれの学年に応じたお話を3から4話語ってくださる。
ペープサートや人形など、手作りの心のこもった、やさしい色合いのものも多く、洗練された語り口に子どもたちは自然とお話の中に引き込まれ、 どの子も集中して楽しく聞いている。
1週間前には、各クラスにきれいな挿絵のついたプログラムが届き、それを見て子どもたちは当日を心待ちにしている。
その後も、校区内で、お話の会の代表の方が自宅で開いている文庫に訪れて、本への興味をもつ児童もいる。

4.図書支援員の活動について

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@ 感想文発表会時の朗読
本年度も支援員が、校内読書感想文発表会で絵本「めっきら もっきら どおん どん」の読み聞かせを実施した。
この本は、挿絵も大変たのしい本でOHCも活用し、視覚にも訴え、子どもたちは話のおもしろさに引き込まれていた。
A 図書室の環境整備
  • 図書室のドアや入り口の掲示板には、季節や行事に応じたかわいい絵や詩の紹介などを毎月作成した。
  • 支援員おすすめの本、課題図書、よい絵本などのコーナーを書棚に設けて紹介した。
    書棚にもコメントが添えられたり、かわいい飾りが付けられたりして、子どもたちが本を選び易い工夫が随所に見られた。
B 本の貸し出し
図書委員の活動を手助けし、委員会の児童がいない時は、貸し出しの業務をしていた。 常に笑顔を絶やさず、誰にでもやさしい支援員を慕って、週2回の勤務日は図書室に通う子どもが多く見られた。

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