五條中学校
事業実施報告書1.全校一斉の読書活動の実施状況
平成16年度から、全校一斉読書タイムを設けた。
当初は給食後に時間を設定したが、平成17年度より朝読書に切り替えて行っている。
一日のはじめを落ち着いてスタートさせたいというねらいから、今年度まで実施している。
普段、読書の時間を自宅でもてなかった生徒も、10分から15分間ではあるが集中した時間をもつことができている。
また、本年度より本校勤務の非常勤講師が「読み聞かせ」を1年生(2クラス)に2回ずつ行ってくれた。
2.全校一斉読書活動の取組及び読書活動推進のための取組の状況
朝の「読書タイム」は有効であったようだ。
長編ものに挑む生徒もいれば、書店で興味をもった本を購入し、何冊も読み続けている生徒もでてきた。
本は、主に自分で購入してきたものが多い。
また、友達同士で互いに本の交換をし、業間や給食後の休み時間にも読書の続きをしている生徒もできてきた。
1時間目の授業にも落ち着いて入れるという声も多く聞いている。
さらに、2年生の職場体験学習にあわせて、「はたらく人(職業・仕事)」についての本を臨時的に貸し出したりする年度もあった。
図書委員の活動として、図書委員が図書室の本を撰書し、それらの本を学級文庫に取り入れ、
学級で活用することで、より興味のもてる本を手に取ることができるなどの姿も見られた。
図書委員自身のおすすめの本などを掲示板を利用して紹介するなど活動も活発化してきた。
3.ボランティアの活用状況
外部からボランティアを招聘するという活動は、今後の課題である。
4.図書支援員の活動について
平成19年度の1学期には、蔵書点検を行った。2学期末・3学期末には、ブックトークとしおり作りを企画・実施した。生徒達は、大変楽しんで作成していた。
また、来校してくれた際、支援員の「日々雑感」を自筆で書いて掲示するという活動をしてもらった。
今週は、「どんなことを書いてくれるのだろうか」と、掲示板に寄っていき、じっくり内容を読んでいた生徒の姿が見られた。
これは、生徒のみならず、教師もとても楽しみにしていた。
さらに、新書紹介を視覚に訴える方法で、わかりやすく示してくれた。
今年度は、図書室内の整備を重点的に行ってもらった。
生徒たちが、自分が読みたい本を探しやすいようにレイアウトを考え、
新書コーナーやおすすめコーナーなども設置するなど、工夫をこらして生徒に興味をもたせる取組をしてくれた。
図書委員の生徒と共に、本の枕作りも丹念に行ってもらった。