五條小学校

事業実施報告書

1.全校一斉の読書活動の実施状況

本校では火曜日から金曜日まで毎朝、全校一斉に10分間の読書タイム(『ときめきタイム』と呼んでいる)を設けている。 「みんなが読む」「毎日続ける」「好きな本(雑誌等は除く)を読む」の3点を約束し、児童と教師が共に読書している。 本は学校図書館や隣接している市立図書館で借りたり、家庭から持参したりしている。 低学年は、最初の頃は教師による読み聞かせをしていたが、二学期からは一人読みをしている。

読書をすることで、心がときめくような感動を味わってほしい、落ち着いた心で一日の生活を送ってほしい、豊かな感性を身につけてほしい等の願いを込めて始めた『ときめきタイム』も、今年で11年目となり、すっかり朝の光景として定着している。 静寂と集中の時間は、一日の始まりの大切な時間となっている。

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2.読書活動推進のための取組の状況

@ 図書の時間の充実
各学級、週1時間の図書室利用の時間を設定し、担任の指導のもとで図書室を利用している。
低学年はこの時間に図書の貸し出し、返却を定期的に行っている。
中高学年は読書活動の他に、国語科・社会科・理科・総合的な学習の時間・クラブ等にも図書室を大いに活用している。
また、学級や学年毎に本の読み聞かせや本の紹介などを行い、児童の読書意欲を高めるよう配慮した。
A 図書委員会の活動
  • 月曜日から金曜日の業間時と昼休みに、図書の貸し出し業務(3年生以上)、本の整理等の活動をしている。
  • “図書委員おすすめの本”コーナーを設けて、季節や各月行事に関する本、季節に合った読み物や詩の本等を展示している。
    また、自分が読んでよかった本の題、あらすじ、感想を書いて掲示、紹介している。
  • 夏休み等長期休業中に「読書カレンダー」を配布し、休業中の読書活動の充実、習慣化を図っている。
B 読書への興味付けの取組
読書月間(6月・11月)には、今まで読んだ本の中から、それぞれにおもしろかった本や興味深かった本のミニ感想を募集 (6月は2・4・6年生、11月は1・3・5年生)し、図書室前に掲示した。「おもしろそうだな」「読んでみようか」と読書への意欲付けになっている。

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3.図書館支援員の活動について

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@ おはなしの会
低学年は1学期と2学期、中高学年は2学期に、支援員による“お話の会”を開催した。絵本や詩の読み聞かせ、紙芝居、本の紹介などがあり、児童は楽しく興味をもって聞いていた。 早口言葉等のことば遊びも取り入れ、聞くだけでなく活動・表現することにより、より楽しい時間を過ごすことができた。 紹介してもらった本を借りる児童も多く見られた
A 図書館環境の充実
・廊下や図書館内の掲示物の作成 ・書架の整備及び飾り付け ・“図書館だより”の作成、掲示 ・図書の登録作業や傷んだ本の修理 等々、図書館内の環境整備や、児童の読書意欲を高めるための環境作りに、積極的に取り組む姿が数々見かけられた。
B その他
図書委員や図書室を利用する児童に親しく接していた。児童も「どんな本を借りようかな」 「○○の本はどこにありますか」など相談したりして、和やかな雰囲気であった。

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