学校長あいさつ

【奈良県一あいさつの飛び交う中学校をめざして】
 「五條西中の生徒さんは、よく挨拶をしますねえ」という声に対して、「五條西中の生徒はめっきりあいさつをしなくなった」という正反対の声があります。前者は来客の方や地域のみなさんの声、後者は西中職員の声です。もう少し詳しく解説しますと、10年前の西中を知っている先生からは、「一日に何回出会っても、出会うたびに『こんにちは』『こんにちは』という大きな声が返ってきて、簡単に廊下を通り抜けられなかったのが古き良き西中だ」というのです。また、深々とお辞儀をし、なかなか頭を上げない光景にも来客の方は驚いたものです。実は、私も当時を知っている一人です。ただ、そうした伝統も全く滅んでしまったのではなく、ある部活動生の間には受け継がれています。今ならまだ、「あいさつの西中」を復活できると考えた私は、始業式の日に次のような提案しました。
 奈良県一のマンモス校の生徒数は約900人。その学校の生徒が、一日に平均5回あいさつをすると仮定するならば、本校の生徒は、一日に一人約20回あいさつすると、「奈良県一あいさつの飛び交う中学校」になれるのではないだろうか。
 次の日、2年生の複数の男子生徒からは大きなあいさつが返ってきたので、密かに手応えを感じたのですが、その直後に臨時休校となってしまいました。学校再開後は、仕切り直しです。奈良県の某高校は、過去にあいさつのよくできる「日本一礼儀正しい高校」として紹介される一方、就職内定率は何年も連続で100%を達成していたそうです。五條西中学校も「あいさつのできる生徒」を生活習慣の柱として育て、進路を切り拓いていってほしいと願います。

令和2年4月6日  校長 東林 正弘