阪合部の桜

樫辻の女姫桜

専崇寺・文教場跡(樫辻町)
 かつてここに、浄土真宗の立派な寺院が建っていたが、昭和二十六年二月火災にあい焼失した。旧寺の東側には二階建のお堂があって、その一階が寺小屋として使われており、その後、簡易科教場または樫辻分教場となったが、明治三十一年、賀名生北曽木小学校に委託となって当分教場は廃止となる。
 この敷地跡に、大木となって残っているのが「女姫桜」で、鶴谷氏の先祖善臣が十五才の元服を記念して植えたと伝わる。すぐ近くの春日神社にも、大きな桜が残っているが、こちらもその時に植えたそうである。
 昔、若乃亟乙姫という人がこの集落に住んでいたそうで、「女姫渕」と云う地名もある。

山陰の枝垂れ桜

金剛寺(山陰町220番地)
 補陀洛山金剛寺は、新四国八十八ヶ所五十一番霊場でもある。この境内には、150年以前に植樹されたとされる枝垂桜の古木があり、開花期には夜ライトアップされている。

表野天神社のソメイヨシノ

天神社(表野町字天神山)
 表野町全体の祀祭天満宮で、周辺にはソメイヨシノが植栽され、小学校よりの遠望が美しい。

大深の山桜

大深小学校(大深町・現在休校中)
 平成15年4月、阪合部小学校と統合する。大深小学校から望む和歌山県側の山肌には、ヤマザクラが自生し幾筋もの尾根を彩る。

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