学校長あいさつ


 「A・B・C」を大切に

 保護者・地域の皆様方におかれましては、本校の教育推進に際しまして、深いご理解とご支援ご協力をいただいていることに、職員一同を代表し、深く感謝申し上げます。
 さて、新型コロナウィルス感染症も5類に移行され、ようやく平常の学校生活がもどろうとしておりますが、今までの経験は、子どもたちや保護者・地域の皆様、さらに私たち教職員にとっても「学校」という存在と役割を改めて見つめ直し、考えさせられる機会となりました。子どもたちの命や安全を守るためには、これまで以上に注意喚起が求められることが考えられます。
 学校行事を今までの経験を生かした工夫の中、やれることを考え、学校でしか経験できないことを生徒たちが体験し、感動・悔しさ等を味わって今後の生活に生かせるようにこれからも取り組んでまいりたいと思っています。
 いつも全校生徒には、覚えていてほしい「A・B・C」の話しをしています。
「A・あたりまえのことをB・ばかにしないでC・ちゃんとやる。ということです。なんでもないあたりまえのことをしっかりやることでその積み重ねが大きな成果になる。」という内容です。「合理的で素早く簡単に」が優先されがちな世の中ですが、今の時代だからこそ大切なことだと思います。
 今後も、中学校生活で何事にも本気で取り組み、自分に負けない自律心を向上させることで豊かな学びへとつなげ、さらには、お互いに感動し、響き合う心を大切にしながら、推進していきます。また、本年度より五條東部学園小中一貫教育がはじまります。五條東部学園では、『TSUNAGARU』つながるを合い言葉に、五條東部学園教職員であるという意識で全職員が連携・協力して教育活動に取り組みます。小・中を通した9年間の連続した教育の中で、発達段階に応じた確かな学びを進め、子どもたちの成長のために、学校と家庭・地域が組織の上でその力を結集させながら、協働し互いの情報交換や共有を図り、一つ一つ課題解決へと繋げる取り組みを進めていきたいと考えていますので、今後ともご支援、ご協力をいただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。                   
  
五條市立五條東中学校
 校長  楳原 敏男