受け継ぐ心

阪合部小学校感謝式準備委員会会長   

阪合部小学校PTA会長  養田 全康

 多くの子ども達が阪合部小学校を巣立ち、様々な心を胸にこの阪合部の地に育まれた小学校の閉校を見守ってくれていることと思います。今までに卒業された皆様の心情を思うと、寂しい気持ちでいっぱいになります。

 私にも深い思い入れや思い出があり、万感の思いが駆け巡り、共に学んだ同級生、怖かった先輩や懐っこい後輩、そしてお世話になった先生たちなど、語り尽くせぬ思い出が溢れてきて、小学校を残せなかったことを心から申し訳なく思います。 明治七年五月より始まった阪合部小学校の長い歴史を閉じるにあたり、さみしさや悔しさを忘れることは無いと思いますが、素晴らしい教育の場が阪合部地区にあったこと、地域学習や郷土愛が根付いたことを新たなステージに向かう子ども達は受け継いでくれると信じています。

 最後に、阪合部小学校の長い歩みに携わっていただいた全ての皆様に深く深く感謝申し上げます。

ありがとうございました。



  子どもたちとともに歩んで


阪合部小学校長 坂上 良幸

 百四十六年の歴史を刻んだ学校の営みが引き継がれる時が訪れ、地域全体が愛惜の情に包まれています。しかし、子どもたちはこれから訪れる未来を前向きな精神力で切り拓いていくと信じています。

 これまでに優しく、温かい心を備えた子に育ってほしいという願いを基に学校教育に取り組んできました。それは、真の勇気は優しさから生まれるという信念があったからです。

全ての人を受け入れ、その人の可能性を信じ、決して諦めず、正しく向き合っていくことは、子どもたちがなかまとともに未来へ邁進するための大切な人間性です。

 多くの出会いから学んでほしいという思いで、子どもたちに先人の生き方について話してきました。世界の偉人、アニメの主人公、優しかった先輩等、そして、これから出会う人々から学ぶ人生が一層輝きますように。

ごじょうしりつさかあいべしょうがっこう
五條市立阪合部小学校
本校は令和3年3月31日をもちまして閉校いたしました。
本当にありがとうございました。

ごあいさつ 

令和2年度学校評価