母校の野原中学校に赴任して
4月10日、第69回入学式で20名の新入生を迎え、全校生徒74名で平成29年度が始まりました。新入生の入学式での様子は、これから野原中学校生として「がんばるぞ!」という決意が一人一人の表情や名前を点呼された時の「ハイ」という元気な返事から伝わってきました。
小学校の生活パターンと違い中学校生活に慣れるまで戸惑いや不安があると思いますが、優しい先輩や先生方に積極的に質問して、自分から「楽しむ」という気持ちを持ってほしいです。
私は、本校の卒業生の一人として、母校である野原中学校に赴任できたことを、光栄に思うとともに、伝統を受け継ぎ未来へ発展させる重責を感じています。
ここで、野原中学校の歴史や伝統の一部を紹介します。
○昭和24年、現在の運動場側に校舎建築完成(木造校舎)
○昭和34年、プールが完成(現プール)
○昭和57年、当時の運動場側に新校舎建築完成(現校舎)
本校は今年で69年目を迎えることになります。
輝かしい実績(スポーツ分野)
○昭和26年近畿水泳大会女子3連勝
○昭和27年ヘルシンキオリンピック水泳競技、宮部シズエさん出場
○昭和52年近畿選抜野球大会出場
○昭和52年県民体育大会柔道の部優勝
○昭和59・60年近畿バレーボール大会3位入賞
生徒数の変遷
○昭和30年約520名
○昭和38年約560名(過去最多)
○昭和50年約300名
○平成元年 約260名
○平成10年約220名
本校の様子
昨今の少子化の影響により、生徒数は減少の途をたどっていますが、一人一人の生徒は、素直で何事にも精一杯取り組もうとする意欲が感じられます。先日も掃除の時間に見回りをしていたのですが、少ない人数で広範囲の掃除場所を、何往復もぞうきんがけをしている様子を見ることがありました。これは大変だろうなと思って見ていましたが、生徒の顔には笑顔があり、楽しそうに掃除を行っていました。級友と和気あいあいとした雰囲気のなかで楽しく協力して活動し、その結果きれいな校舎で気持ちよく学習できることは、すばらしいことであると感じました。
本校は、少人数規模ではありますが、一人一人の生徒が目標と意欲を持って取り組み、生徒、保護者、地域、教職員がスクラムを組んで地域に愛され、地域に誇れる学校、そして、社会に貢献でいる生徒を育てていきたいと考えています。
野原中学校 校長 西尾 彰
1 教育目標
(1)本校の教育目標
知・徳・体の調和のとれた人格の形成をめざし、社会の発展に寄与する生徒を育成する。
◎自ら考え、主体的に取り組む生徒
◎人を思いやる心の優しい生徒
◎心身ともに健康な生徒
(2)学校の教育目標を達成するための基本方針
@ 確かな学力の推進
・ 基礎・基本の学力の定着
・ 学習意欲を引き出す授業の展開
・ ガイダンスの充実
A 豊かな心の育成
・ 挨拶、礼儀の推進
・ 自他の命を尊重する心の教育
・ 体験活動やボランティア活動の充実
・ “いじめ”を許さない集団づくり
B 活力ある心身の育成
・ 運動を通した体力の向上
・ 健康・安全に対する生活習慣の確立
・ 地域と共にある学校づくり
27年度 学校評価へのリンク
生徒アンケート結果
保護者アンケート結果
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