御霊神社本宮 | ||
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現在、10月の秋祭りでは往時をしのび、天平行列が行われています。 |
ここにまつられている井上(いのえ)内親王は、聖武天皇(しょうむてんのう)の娘で
斎王(さいおう)を務めたあと、白壁王(後の光仁(こうにん)天皇)との間に他戸(おさべ)親王をもうけた。
時の山部親王(後の桓武(かんむ)天皇)を中心とする政争の波に翻弄され、母子ともに五條の地に幽閉され、775年身分をはく奪されたまま失意のうちに亡くなった。
その後、天変地異などが続いたこともあり、井上内親王親子、桓武天皇の弟の早良(さわら)親王、
火雷神の御霊をしずめるために葛井(ふじい)王によって創られたといわれている。